最強ヤンキーとおてんば美少女

第1章

突然の再会

あれは私が中学1年生の時ーーー



いつもと同じ帰り道ではなく気分で少し遠回りをして家に帰っていた



川がある道を歩いていると私とちょうど同じ年くらいの男の子2人がいた



その時、私はバカだなーとか子供だなーと思っていた



けど…



バシャン！！！



その大きい水音がしたほうを見てみると



「え？！」



2人の男の子のうち1人が川に落ちて溺れていた



普通に浅い川だったら助けは必要ないけど、ここの川は結構深い



流されたらたまったもんじゃない



私は急いで男の子がいる川まで向かった



あたふたしているもう1人の男の子のほうを見る



「ねえ、あの子泳げるの？！」



「お、泳げないんです！」



そう男の子が言った瞬間、私は急いで制服を脱いだ



「え？！」



目の前でいきなり制服を脱ぎだした私に男の子は目を見開く



「大丈夫、中はちゃんと着てるから」



冬だしね



このぐらいの深さなら余裕で泳げるわね…



当時、私は水泳を小学二年生から習っていた



だから、普通の川の深さなら余裕で泳げる



「君、近くに中学校あるから先生に救急車呼ぶように言ってもらってもいい？」



「はい！」



男の子が走った瞬間



「え？」



川で溺れていた男の子は流されて服が木の枝に引っかかっていた