最強ヤンキーとおてんば美少女
蓮たちの前にこの格好で出るのをためらっていた



「ああ、もう!パーカー着ていいから!!」



「う、うん…」



「泳ぐ時は脱ぐんだよ、パーカー」



「え?!脱ぐの?!」



「当たり前でしょ?!なんのためのプールなのよ!ほら、行くよ!!」



うう…



しょうがない、ここは一肌脱ぐのよ!姫歌!!



意を決して私は蓮たちの所へ行った



「3人ともお待たせ〜」



奈穂がそう言うと既に水着に着替えて待っていた3人



私は恥ずかしくてうつむいていた



「奈穂ちゃん、似合うね」



「ありがとう」



「姫歌ちゃんは脱がないの?パーカー」



「む、無理!!恥ずかしいもん!!」



「姫歌ったらずっとこの調子なのよ」



いくらプライベートビーチだからといってほぼ裸姿を見せるなんて…!



「はあ…姫歌、泳ぐわよ」



「え?!もう?!」



「折角、水着に着替えたんだし泳がなくてどーするのよ!」



「うっ…」



「ほら!脱いで!!パーカー!!」



これは脱ぐしかなさそう…



「れ、蓮たちが見てる…」



「もう〜!じれったいわね!えい!」



奈穂はそう言うと私が羽織っていたパーカーを奪った



「奈穂〜〜!!」



「さ、泳ぎに行くわよ〜」

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