最強ヤンキーとおてんば美少女
「お前、今日一度も俺と目合わせてないぞ」



「き、気のせいだよ!!」



「こっちみろ姫歌」



「む、むむむむ無理!!」



「見ないなら強制的にこっち向かせるぞ」



「……………」



これは向くべき…?



で、でも恥ずかしいし、顔絶対真っ赤だし…



「姫歌」



グイッーー



「うっ…」



ためらっていると無理矢理、蓮の方に顔を向けさせられた



「ふっ…顔真っ赤」



「う、うるさい…」



思わず、目をそらすと



「似合ってるよ、姫歌」



蓮が耳元でそう囁いた



「なっ…!なにするのよ〜!」



「お仕置き」



「…は?」



こいつ…



「だから、姫歌が俺のこと無視するからお仕置き」



変態の域を超えてやがる…



「い、意味わからないんだけど…」



「なんで避けてた?」



結局、その理由聞くんだ…



「それ言わないとダメなの…?」



「当たり前だろ、隠し事はなしだと言ったはずだ」



くそ…言うしかないのか…



「いや、その…この格好見られるのが恥ずかしくて…私、スタイル良くないし…」



「はぁ…姫歌、お前は本当になにもわかってない」



「え?」



「俺がどれだけ…」

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