最強ヤンキーとおてんば美少女
なんで私に聞くのよ…



「お前、菜々と中学一緒だったんだよな?」



「うん…」



「なら、いいよな?一緒にいても」



「そうだね…」



「ふざけないでよ」



「奈穂…?」



「私は絶対に嫌。そんなにその子といたいなら2人で行動して」



「なんでだよ?」



「はあ?!あんたわからないの?!」



「なにが?」



「最低…見損なったわ、蓮くん。姫歌、行くわよ」



「え?!奈穂、授業…」



「サボる」



サボるって…













ガチャーー



バタンーー



「姫歌、ごめん!!!」



屋上に行くと奈穂が頭を下げて謝ってきた



「え?」



「私から離れちゃダメって言ったのに離れるようなことして…」



「いいの…奈穂の気持ちうれしかったし、それに…」



「それに?」



「これ以上、蓮と菜々ちゃんが2人でいる所見るのはつらいから…」



「姫歌…」



「なんかね、私おかしいの」



「おかしい?」



「うん…蓮が菜々ちゃんに微笑んだり、さっきみたいに菜々ちゃんに対して優しくしたりしている所みると胸が苦しくて息ができないの」



「……………」



「変だよね…ムカつくやつなのに…」

< 122 / 280 >

この作品をシェア

pagetop