最強ヤンキーとおてんば美少女
「ねえ、姫歌。もし、それが本当なら姫歌は蓮くんに恋をしてる」



「私が…蓮に…?」



「姫歌は蓮くんのこと好きなのよ」



「蓮の言葉にドキドキするのも?」



「うん」



「そっか…私、蓮のこと…」



「ふふ。やっと気付いたのね」



「やっと気付いたって…奈穂知ってたの?」



「ええ」



「なんで?!」



まさか、私の心読んだとか…?



「姫歌、自分では気付いてないと思うけど蓮くんのこと目で追ってたわよ?」



「うそ…」



「気付いてなかったのね」



「全く…」



「さすが姫歌ね」



うっ…



「でも、蓮は菜々ちゃんのこと好きだよね」



「姫歌…」



「あれだけ大切にしてるんだもん!当たり前だよね…」



「姫歌、泣かないで」



「私…泣いてる…?」



頬を触ってみると濡れていた



「大丈夫だから」



「うんっ…」



そして私たちはたくさん話をして教室に戻った













放課後になり、帰りの準備をしていると



「姫歌、帰るぞ」



今まで菜々ちゃんと一緒にいた蓮がそう言ってきた



「うん…」



私はうれしくて口元が緩む



「私も一緒に帰ってもいい?」



そう言ったのは、ずっと蓮にくっついていた菜々ちゃん

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