最強ヤンキーとおてんば美少女
「ああ」



蓮は私と2人で帰るつもりじゃなかったんだ…



本当は嫌だけど1人で帰るわけにもいかないし…一緒に帰るしかないか…



奈穂はバイトで帰っちゃったし…



「はあ…」



そして、私たちは3人で学校を出た



私…いる意味あるのかな…



菜々ちゃんと蓮は2人で歩いていて私はその後ろをついていく感じだった



もしかして、私にお似合いだってこと見せびらかすために私を誘ったの?



確かにお似合いだけど、胸が痛いよ



私はあの間には入れない



入っちゃいけないんだ…



この恋は胸の中にしまっておこう



なんて思いながら歩いているといつの間にか蓮の家の前まで来ていた



「ねえ…蓮…私今日1人なの…」



「また?」



「うん…だから、蓮の家行ってもいい…?蓮の家族みんなおもしろくて楽しいからさ」



「いいけど…姫歌は来るか?」



「え?」



突然、そんなことを言われ戸惑う私



「姫歌も1人だろ?来るか?」



なんでそういうこと言うのよ…



「わ、私はいいよ!!1人は慣れてるし!」



「そうか…ごめんな。じゃあ、また明日」



「うん…また明日…」



そのごめんなはどういう意味?



菜々ちゃんのこと好きになってってこと?

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