最強ヤンキーとおてんば美少女
どのテーブルも連絡先交換しよばっか言ってくるんだけどここはナンパする場所じゃないんだってば!!



いい加減、この対応も飽きたな…



無駄に体力消耗するだけだ…



「姫歌、大丈夫?」



「食べ物持っていくだけなのになんでこんなに疲れるのよ…」



「まあ、ここの学園祭は毎年派手にやってて有名だから人がいっぱい来るのよ〜もちろん、彼女、彼氏が欲しくて来る人もたくさん」



「奈穂…今日何曜日?」



「え?金曜日だけど…」



「なんで平日なのに私たちのクラスこんなにも繁盛してるわけ…」



桜学園の学園祭は金曜日と土曜日の2日間で行われる



金曜日は平日だから人は全然来ないと思ってたんだけど…



なぜだか知らないけど席が満席の上に外でも行列ができている



「どうやら、蓮くんと奏くんと矢島のおかげみたいね」



奈穂が指差した方を見てみると



「げっ…なにあれ…」



そこには女子に囲まれてる3人がいた



1人につき何人女子がいるんだ?



はあ…



「余計なオーラ出さないで欲しいよ、全く…」



「姫歌ちゃんって余裕なんだね?」



呆れた顔でそう言うと、1番聞きたくない声が聞こえた



「菜々ちゃん…」



「私にあんな宣言して一度も私から蓮を奪おうとしないなんて」

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