最強ヤンキーとおてんば美少女
「あら、ごめんなさいね。可愛いお嬢さんがいるのにいつもの事をしてしまって、おほほほほ」



いつもなんだ…



「あの、蓮くんとお付き合いさせてもらってる中島姫歌です」



「姫歌って…あなたがあの時の姫歌ちゃん?!」



「あの時って…?」



「中学3年生の時だったかしらねぇ?蓮を助けてくれた時のことよ!」



「ああ!あの時ですね。覚えてますよ」



「まあ!こんな可愛くなっちゃって〜!!しかも、蓮の彼女ですって??こんなバカ息子でいいのかしら〜!!」



「は、はあ…」



「バカ息子じゃねーよ」



「なに言ってるのよ!全国模試、不動の1位だったくせに10位まで下がって!」



1位?!?!



蓮ってそんなに頭が良かったんだ…



10位でも充分だけど…



「その時は色々あってだな…」



え?なんでこっちみる?



「色々ってどうせくだらないことでしょ」



「くだらなくねーよ」



だから、なんでこっちみる?



「もう!こんなんじゃ話が進まないじゃない!!」



「知るか」



「あ、あの…話って?」



「姫歌ちゃんのことよ〜」



「私?」



「橋本弘樹」



ドクンーー



「どうして橋本さんの名前を…」

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