最強ヤンキーとおてんば美少女
「普通じゃないのが平野家だ」



「なにそれ…自慢ですか?」



「ふっ…」



「うざ」



「なんだとてめぇ」



「こら蓮!!!姫歌ちゃんになんて口のきき方するの!!!」



「ちっ…」



「姫歌ちゃん、本当に可愛いわねぇ〜」



「そんなことないです…」



「おい、俺のだから」



「いや〜ね!!そんな独占欲強かったら姫歌ちゃんに嫌われちゃうわよ!!」



「大丈夫ですよ、どんな蓮でも好きですから」



「……バカ」



「バカ?!バカって……顔また赤いけど」



「お前がいけないんだろ」



「え、私?!」



「姫歌ちゃんって天然なの?」



「天然じゃないですよ!!」



「バカだもんな」



「バカじゃないってば!!」



「テストで毎回追試になるのはどこのどいつだよ」



「むっ…」



言い返せない…



「そんな姫歌ちゃんも可愛いじゃな〜い!早くお嫁さんになって欲しいわぁ〜」



「………………」



反応に困っていると



バンッ!!!



「姫歌ちゃ〜〜〜ん!!!!」



「ゔっ…」



勢いよくドアが開いたと思ったら思いっきり抱きつかれた



「相変わらず、可愛い〜〜!!」



その声は



「バカ姉貴、離せ」

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