最強ヤンキーとおてんば美少女
「あの、柴田さん。今日、ここに泊まってもいいですか?」



「ええ、構いませんよ」



「ありがとうございます。泊まる用意してきます」



「かしこまりました」



柴田さんにそう言って蓮の家を出る



玄関から門までの距離が相変わらず長すぎ…



それにしても、庭綺麗だなぁ…



執事は柴田さんしかいないから柴田さんが全部手入れしてるのかな…



なんて思いながら門を出て部屋に入る



えっと…部屋着とタオル…歯ブラシ…



これだけでいいよね?



シャンプーとかは使っていいって言ってたし…



「よし!行こう」



準備ができた私はアパートを出た



その時、曲がり角に人影が見えた



誰…?



振り向いて見ると、そこには誰もいなかった



気のせいかな…



とりあえず、今は蓮よ!



荷物を持って、再び蓮の家に行く



ガチャーー



「ただいま〜…」



蓮、寝てるのかな…



そう思ってベッドまで行くと寝息が聞こえた



「また後で来るね」



私は寝ている蓮にそう言って部屋を出た



「姫歌様、お食事をどうぞ」



「いいですよ!私はコンビニでなにか買って来ますので…」



「ですが、もう姫歌様の分まで作ってしまいました。それに、こんな時間に夜出歩くと危ないですから」



「……すみません…」

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