最強ヤンキーとおてんば美少女
そんなことを考えながら歩いていると



ゴンッ



「いたっ」



誰かにぶつかった



顔を上げるとさっきまで横にいた蓮と奏くんが目の前にいた



「2人とも、どうし…「よお、蓮、奏元気だったか?」」



私がどうしたのと聞こうとした瞬間、誰かにその言葉を遮られた



少しあいている隙間から覗くとそこには



「っ……?!」



ヤンキーがたくさんいた



数えただけでも30人はいる



な、なにこれ…



「矢島…なんの用だよ」



ボスらしき人は矢島という名前らしい



「最近、つまんなくてなぁ…ちょっと相手してくれよ」



「今、俺たちそんな気分じゃないの。わからない?」



いつもと違う奏くんと蓮に私は驚きを隠せない



2人とも、この人たちと知り合いなの…?



恐怖で思わず後ずさりをする



その瞬間、ザッと音がした



「へぇ…お前ら、女と帰ってたんだ?」



矢島という男は後ずさりをした私の顔を見てそう言った



「こいつは関係ない」



「あの蓮と奏がねぇ…女と帰るなんてお前らも変わったな」



ニヤニヤしながら矢島はそう言った



「お前には関係ないだろ」



「関係ないってひどいな〜?昔、やり合った仲だろ?」



やり合ったってどういうこと…?

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