最強ヤンキーとおてんば美少女

私のヒーロー

「姫歌、最近ストーカーのやつはどうなの？」



「それが、まだ続いてるの…」



蓮が私にキスをして抱きしめた後、ストーカーは諦めると思っていたのに…



諦める所か今までとなにも変わっていなかった



「もうどうしよう…」



「うーん…誰かまだわかってないの？」



「うん…」



「それもそれで困ったわね…もう蓮くんに捕まえてもらう？」



「でも、私じゃないかもしれないし…」



「あんたバカ？1週間以上もストーカーされてるのに自分じゃないって言えるの？？しかも、姫歌が外に出ると必ずいるのに」



「うっ…」



「全く、これじゃあ蓮くんが手放せないのもわかるわ…」



「え？手放せないって？なんで？」



「あんたが危なっかしいから！！」



「そんなことないし…」



「はいはい」



流された…



「もし、近付いてきたりしたら逃げるんだよ？姫歌、足速いんでしょ？」



「速いかどうかはわからないけど…逃げ足だけは得意…」



「得意なら走って逃げなさいよ」



「がんばる…」



「今日は一緒に帰れないから」



「え？なんで？」



「家の用事があるのよ。奏くん、委員会だから姫歌と久しぶりに帰れると思ったんだけど…」