最強ヤンキーとおてんば美少女
第4章

誕生日と新しい生活

「姫歌、ここで一緒に暮らさねぇ?」



ストーカーから助けてくれた蓮と一夜を共に過ごした次の日の朝、突然、そんなことを言い出した



「ちょっ…いきなりなに?!」



「昨日みたいにストーカーに付きまとわれて酷いことされるかもしれないだろ?だから、俺と暮らしたほうが安全だと思って」



「確かにそうだけど…迷惑でしょ…」



「もう母さんと姉貴には話した」



「え?!」



奈穂が言ってた桜さんと話してるってそのことだったんだ…



「2人共、大歓迎みたいだぞ。むしろ、今すぐ嫁になってほしいらしい」



「は?!」



さすが、お母様と桜さん…



「あとは姫歌次第だけど、どうする?」



「私は孤独というものしか知らなかった…でも、この前蓮のお母さん、桜さん、柴田さんと一緒に過ごした時、ほんとに楽しくて暖かかった。家族ってこんな感じなんだなって思ったの…私ね、誰でもいいからいつか暖かい家族と暮らしたいなって思ってたの」



「じゃあ…」



「うん、居候させてもらいます」



「居候じゃないだろ?家族なんだから」



「そうだね…それに、蓮ともずっと一緒にいられるしね」



「朝からそういうこと言うなよ」



「はい?」



「我慢できなくなるだろ」

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