最強ヤンキーとおてんば美少女
「出かける所によって服とか変わるんだけど…」



「服なんてなんでもいいだろ」



「………………」



わかってないやつめ



「はあ…着替えるから、出てって」



「なんで?」



「は?」



「なんで出て行かなきゃいけないの?」



「あんたバカ?普通は出て行くでしょ?」



「俺たち、付き合ってるからいいじゃん」



「あのね…そういう問題じゃないのよ…」



「昨日の夜、あんなことしたのに?」



「だから、そういう問題じゃないってば!」



「あ、それとも着替えさせ「うるさい、黙れ」」



「照れてんの?」



「もういいから出てってよ〜〜!!」



「たく、強情なやつ」



バタンーー



全く…ふざけたことばっか言うんだから…



それよりも、今は服選びだ



「どれにしようかなぁ…」



お父さんが死んじゃってから貧乏になってかわいい服買ってもらってなかったんだよね…



うーん…1番マシなやつでいっか…



私は急いで着替えてリビングへ行った



「姫歌…なんだその格好は…」



第一声がそれかよ!!



まあ、無理もないか…



「やっぱり変だよね?」



「うん、変」



「ちょっと〜!そこはもうちょっと気を遣って似合ってるとか言えないわけ?!」

< 198 / 280 >

この作品をシェア

pagetop