最強ヤンキーとおてんば美少女
なんだっけな〜…



「姫歌、早く入れ」



「あ、うん」



思い出せなくて、頭を抱えていると蓮がもう店の中に入っていた



「おっ!蓮じゃねーか〜!!元気か??」



私が入った途端、奥のスタッフルームからやってきた男の人に話しかけられた蓮



この人、普通にかっこいい



蓮には負けるけど、いかにもモテる感じだ…



「光、こいつの全身コーディネートよろしく」



ん?光…?



「この子は?」



「あっ!中島姫歌です!」



「姫歌ちゃん?!君が?!いや〜話は聞いてたけど、こんなに可愛いなんて〜」



「光、口説くな」



「おい、蓮…一応、俺お前と10歳離れてるからな…?」



「だからなんだよ」



「普通は敬語使うだろ…」



「今さら無理」



「そうですか…」



「早くこいつの服を選んでやってくれ。時間がない」



「はいはい…姫歌ちゃん、あっちの部屋に行こうか」



「はい…」



やっぱりこの人どこかで…










「ここにあるやつ着れたら呼んでね」



「はい、あの!」



「ん?」



「なんで私の事知ってたんですか?」



「俺の名前、わかる?」



「当たり前じゃないですか、光さんですよね?」

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