最強ヤンキーとおてんば美少女
「いや、着替えるから」



「着替えさせて「結構です」」



「………ちっ」



舌打ち?!



「ちょっ…!」



バタンーー



なんで怒られなきゃいけないのよ〜!



春休みがあっという間に過ぎ、今日から修学旅行



春休みは特になにもやることがなくてずっとダラダラと過ごしていた



蓮の家って広いからほんとに過ごしやすいのよね〜



庭も大きいし



奈穂が言ってた通り、クラス替えもなかった



だから、みんな同じクラス



楽しいからいいんだけど相変わらず女子の視線が怖いんだよね〜



優ちゃんもほぼ毎日こっちのクラスに来るし…



おかげで女子は悲鳴ばっかあげてるよ…



それにしても、なんで私たちのクラスに来るのかしら…



そんなに蓮が好きなのかな?



いや、それはないっか…



喧嘩ばっかしてるし…



「おい、姫歌まだなの?」



「はいはい、今行きますよって…なに勝手に入ってきてんのよ」



「あ?いいだろ、別に」



「いつもノックしてから入ってって言ってんじゃん!!」



「そうだっけ?」



「あんたね…」



「もういいから、下行くぞ。母さんが待ってる」



「えっ?!お母さん帰ってきてるの?!」



「昨日お前が爆睡してる間にな」

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