最強ヤンキーとおてんば美少女
「そう。それ、俺の姉貴の名前」



「え?桜学園っていう名前なの?」



「なわけないだろ、バカか。桜だよ、桜。平野桜。俺の姉貴の名前」



「そうなんだ〜桜学園の理事長が蓮のお姉さ………えーーーー?!?!?!」



「うるさい」



「え?え?」



「桜学園っていう名前は蓮のお姉さんが自分で付けたんだよ」



「ちょ、ちょっと待って…蓮のお姉さんって一体いくつ…」



「今、27」



若っ!



「桜学園の創立って…」



「今年で4年目」



ってことは…



「お姉さんが23の時に理事長に就任したの?!」



「そうだけど」



そんなケロっとした顔で言うことじゃないよ…



23で理事長って…



「平野家って一体…」



「お前、さっきから俺の家のことしか言ってねーけど、奏なんてそれ以上だからな?」



「……は?」



「やだな〜蓮。そんなことないよ」



「はぁ?なに言ってんだよ。お前ん家なにやってるとこだ?」



「服屋?」



「あの服屋がすごくないとでも言えるのか?」



2人ともなんの話して…



「ね、ねえ、なんの話してるの…?」



「奏の家の話」



「そんなことはわかってるわよ!奏くんの家がなにを経営してるのってこと!」

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