最強ヤンキーとおてんば美少女
「ねえねえ」



ムスッとしながら並んでいると、突然話しかけられた



後ろを振り向くと



「うわ!ビンゴー!」



2人組の男の人が並んでいた



「1人?」



「はあ…」



「よかったら俺たちと一緒に乗らない?」



「は?」



メリーゴーランドって1人で乗るやつじゃなかったっけ?



「ほら、あのイスみたいなのに座ってさ」



そういえば、3つくらいそんなのがあったな



「遠慮しときます」



「そんなこと言わずにさ、ね?」



「いや、1人で乗るんで」



「うわ、やべ〜まじで可愛い、この子」



「こんな子乗ったらやばいでしょ」



なに言ってるの、この人たち…



「俺、ストライクなんだけどこの子」



「あの、さっきからなにを…」



「君、ほんとに可愛いね。やっぱり一緒に乗ろうよ」



「いや、だから遠慮します」



「次の方々どうぞ〜」



「ほら、もう順番だからさ、ね?」



1人の男の人はそう言うと私の手を掴んだ



「ちょっ…!離し「おい」」



「あ?」



「その手、離せ」



「誰だよ、お前」



「まずその手離せ」



「なんでお前にそんなこと言われないといけねーんだよ。俺たちはこの子と乗るんだよ!」



いや、私乗るなんて言ってないけど…

< 262 / 280 >

この作品をシェア

pagetop