最強ヤンキーとおてんば美少女
なんて思っているといつの間にか体育館に来ていた



出た…



体育館…



こういう呼び出しで必ず行く所が人気のない体育館か校舎裏とか空き教室だよね〜



「ちょっと聞いてるの?!」



おっと…1人の世界に入りすぎて話聞いてなかった



「なに?」



「だから、蓮くんや奏くんに近づかないでって言ってるの」



「どうして上原さんにそんなこと言われないといけないわけ?」



「蓮くんが好きだからよ!」



「それと私にどんな関係が?」



「目障りなの!!蓮くんに付きまとって!」



別に付きまとってないんだけどな…



「付きまとっているのはあっちなんじゃ…?」



「なんですって?!あんた、付きまとっているのは蓮くんだって言いたいの?!」



そうだって言ってるじゃん…



買い物だってついてくるなって言ってるのについてくるし…



私が帰ろうとすると止められるし…



「もう帰っていい?ごはん食べたいんだけど…」



「あんたなめてんの?」



私がそう言うと鬼の形相になる上原さん



やば…地雷踏んだ…?



「………………」



「ふん。痛い目見る前に蓮くんや奏くんから離れることね」



蓮のこと好きなら本人に言えばいいのに…

< 33 / 280 >

この作品をシェア

pagetop