最強ヤンキーとおてんば美少女
奏くんは不思議そうな顔でそう聞いてきた



「い、いや!なんでもないよ?!」



思わず、声が裏返る私



「姫歌、てめぇー…」



突き飛ばされたのがムカついたのか蓮が不機嫌な顔をして私を睨んできた



ひぃっ…!



「と、ところで奏くん!!そんな急いでどうしたの?」



私は睨む蓮から逃げるように奏くんにそう聞いた



「蓮が姫歌ちゃんを保健室に連れてったって聞いて保健室に行ったんだけど、姫歌ちゃんいなくなってたからまた上原美鈴に呼び出されたのかと思って…」



「上原さんにさっき会ったけど蓮が助けてくれたからもう大丈夫だよ」



「そっか…姫歌ちゃん、ごめん!!」



「へ?」



「俺が、姫歌ちゃん1人にしたから…こんなことに…本当にごめん!!」



「奏くんのせいじゃないよ?委員会の集まりだったから仕方がなかったし。だから、謝らないでよ?」



「でも…」



「私はもう元気だから!!そんな悲しい顔しないでよ。私まで悲しくなるじゃない!」



「うん…これからはちゃんと守るから」



「あ、ありがと…」



真剣な顔をしてそう言う奏くんに思わず顔が赤くなった



奏くんかっこいいんだからそういうことサラッと言うもんじゃないよ…



「姫歌、俺もいること忘れてねーよな?」



隣で黒いオーラを放ちながらそう言う蓮

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