最強ヤンキーとおてんば美少女

普段の強気な姫歌とは思えないくらい弱っていた



姫歌は



「大丈夫よ、蓮と奏くんのこと好きなら私じゃなくて本人に言いなよ。好きな人に見てもらいたかったらこういうことするのやめたら？余計見てもらえなくなるよって言ったら悔しそうに歯食いしばってた〜ざまあみろだよね」



って笑い話にしてるけど



正直、俺は心配でたまらない



また同じことが起きたらって思うと…



だから、そんなことが起きないように俺が守るから



「明日から、告白聞きに行くのやめようかな」



「え"っ！どうしたの…いきなり…」



「気分だよ、気分」



「なら、どうやって断るのよ？」



「無視するんだよ。それが答えってことだろ」



「鬼だわ…」



「姫歌の告白ならすぐに行くけどな？」



「それは絶対にないから大丈夫」



こんなキザなこと言えるのもお前だけなんだ



だから、俺の横でずっと笑ってて