最強ヤンキーとおてんば美少女
「そーだけどさ…」



早くお礼言いたいし…



よし、お昼食べたらすぐに言いに行こっ!



私は張り切ってお昼を食べると蓮たちにすごい目で見られた



「なによ」



「姫歌、今日は盛ってんな…」



「はぁ?喧嘩売ってんの?」



「お、いいぜ。バトルするか?殴り合いの」



「……遠慮しときます」



「俺に逆らうなんて一生できないだろうな」



そう言って蓮はふふんと笑った



キーッムカつく〜〜



「まあまあ、2人共…」



私たちが喧嘩すると毎回止める奏くん



「奏くん、よくこんな悪魔と何年も一緒にいられるね」



「姫歌ちゃん…」



「おい、姫歌まじで1発やるか?」



「どうせできないくせに〜」



「ちっ…」



今度は私がふふんと勝ち誇った顔をした



そんな私たちをクラスの女の子たちは睨むように見た



というより、私を…



「ちょっとトイレ…」



その視線に耐えるに耐えれなかった私はトイレに逃げた



はぁ…女って怖い…



蓮たちといるのは楽しいけど別に私が一緒にいようって言ってるわけじゃないし…



最初よりはだいぶ慣れたけど…



蓮と関わった以上我慢するしかないのね…



「ちょっと、あんた」

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