最強ヤンキーとおてんば美少女
ため息をついて教室に戻ろうとした時、5人くらいの女の子たちが私を囲んでいた



考え事してて全然気づかなかった…



「あんたさ、いい加減、蓮くんと奏くんから離れてくれない?」



「そんなこと私に言われても…」



「はぁ?あんたが蓮くんたちのそばにいるとムカつくんだよ」



またこれ…



「だから、そんなこと言われても困るんだってば。私が離れて行こうとすると蓮が止めるから無理なの」



「あんた、自分は特別だと思ってるわけ?」



「いや、別に本当のこと言ってるだけだし…」



「この女…!許せない!!」



そう言って目の前にいるケバい女の子は私を叩こうとした



ああ、また叩かれるのか…



そう思った瞬間



「いい加減やめたら?そんなくだらないこと」



その声がしたほうを見るとそこには私がずっとお礼を言いたかった子がいた



「はぁ?なにお前」



私が反抗したからなのか相当ご立腹なリーダー格の子



「やることくだらなさすぎ。中島さんは自分から平野くんや五十嵐くんのところに行ってるわけじゃないんだから中島さん責めるのやめたら?責めるならあの2人にしなよ」



「あんた、こいつの味方すんの?!」



「味方もなにも中島さんは別に悪いことしてないって私は言ってるの」

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