最強ヤンキーとおてんば美少女
「けど、私たちにとっては邪魔なのよ…!」



邪魔…ねぇ…



「あのさぁ…平野くんたちはあんたら中心で回ってるわけじゃないんだから、やめなよ。てか、邪魔なのあんたらのほうなんだけど?」



「はぁ?」



「私手洗いたいの。だから、邪魔」



そう言われた女の子たちは悔しそうな顔して教室に帰っていった



「……………」



「……………」



お互い、無言でその場にいる私たち



お礼を言うなら今よ、姫歌…!



「あ、あのさ…!」



「なに?」



「さっきはありがとう…それと、この前も。蓮たちに私の居場所教えてくれたの西本さんだったんでしょ?」



「うん。てか、中島さんって意外と強いんだね」



「え?」



「普通の女の子って怯えたりするけど中島さんは反抗したから驚いた」



「だって、ムカついたから…」



「私、グループ嫌いなんだ。さっきみたいなことすぐするでしょ?それが許せないの。だから、小学校から友達はあまりいなかった」



「私もグループ嫌い。中学の時、色々あったから…グループの中で1人仲間外れにされたりするでしょ?それが嫌なの」



「私たち気が合いそうね」



「うん。私のこと姫歌って呼んでよ」

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