最強ヤンキーとおてんば美少女
第2章

一難去ってまた一難

「よお…今日はお前1人なんだ?」



私は今、窮地に立たされている



遡ること1時間前ーーー



「姫歌〜今日、私バイトあるから一緒に帰れない!ごめんね〜」



HRが終わると奈穂が焦った様子で私の所へ来てそう言った



「あ、うん!」



「じゃあ、また明日ね!姫歌!」



「バイバイ!」



そう言うと奈穂は急いで教室から出て行った



「姫歌ちゃん、俺たちちょっと用事あるから待ってて」



「え?私先帰ってるよ?」



「ダメ。姫歌ちゃんになにかあったら困るでしょ?だから、待ってて」



「うん…」



奏くんにそう言われて待つことにした私




















「暇だなぁ〜」



あれから1時間、蓮たちは一向に戻ってこない



なにしてるのよ〜



勉強したり、ケータイみたりと過ごしたけれど…



なにもすることがなくなって暇になってしまった



外にでも行ってこよ…



校舎周り散歩して戻ってくるころには帰ってくるでしょ



私は奏くんにメールをして外へ出た



生徒玄関から出て校門まであるいていると突然、目の前にバイクが止まった



誰…?



しかも、なんか…



「怖い…」



私は恐怖で思わず立ち止まる

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