最強ヤンキーとおてんば美少女

なによ、その顔



「奏くん、どうしてそんな顔で私を見るのかな？」



「ん？姫歌ちゃん、可愛いなと思って」



なわけないでしょっ！！



「おい、奏。姫歌口説くな」



はぁ…こいつはなんでこうこーゆーことばっか…



「嫌だな〜蓮、俺はそんなんじゃないよ？」



「いや、奏くんそこ答えなくていいから！」



突っ込む私に笑う奏くん



その日は何事もなかったように私たちは帰宅した





















1週間後ーーー



「姫歌〜おはよっ！」



「奈穂、おはよ〜」



「今日も可愛い〜」



ギュー



「あはは、ありがとう」



く、苦しい…



なんて思っていると、突然奈穂が離れた



「あ、そういえば」



「なに？」



「今日、イケメンが来るらしいよ」



「え？転校生？こんな時期に？」



「転校生じゃなくて、なんかね、ずっと休んでた子が来るらしい」



休んでた子？



そういえば、机が一個あいてるよーな…



「でも、なんで休んでたんだろう？」



病気とかかな？



「あ、それはね…」



キーンコーンカーンコーン



奈穂が理由を言おうとした時、チャイムが鳴った



「鳴っちゃったわ。またあとでね、姫歌」



「うん！」