最強ヤンキーとおてんば美少女
「姫歌〜ちょっとどういうこと〜?」



HRが終わると奈穂がニヤニヤしながらそう聞いてきた



「奈穂…これは色々と事情が…」



「ん?なにかな?」



逃げようとした私に、目で威圧してきた



「うっ…あ、あのね…」



私は奈穂に全てを話した



「…驚いた…蓮くんたち、そんな強かったのね…あと、矢島くんも…」



「そうなの…」



「それにしても、姫歌は罪よね〜」



「罪…?」



「うん。あのイケメンヤンキーくん2人に言い寄られて」



「言い寄られてるの?」



「はぁ…そうだった…姫歌ってこういう子だった…」



「え?悪口言ってる?奈穂」



「言ってないわよ?」



私には悪口に聞こえたけど…



「これから、大変ね、姫歌」



「うん…ね、ねえ、奈穂?」



「なあに?」



「な、なんかすごい黒いのが後ろから来てる気がするんだけど…」



「あー…そういえば黒いものに包まれたのが1人姫歌の後ろにいる…」



そう言われて、後ろを見てみると…



「ひぃっ…!」



黒いオーラを出しながらこっちを見てる蓮がいた



「れ、れれれ蓮?!どうしたの?」



思わず、テンパる私



「ん?姫歌がいつ、奈穂と話し終わるかなって思って」



笑顔でそう言う蓮

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