最強ヤンキーとおてんば美少女
「授業始めるから席に着け〜ってあれ、中島はどこ行った?」



担任のもっちゃんがそう言ったのを聞いて、後ろを見てみると



中島さんの席だけ空席だった



けど、上原美鈴はいる…



しかも、本人は笑っている…



これは、中島さんになにかあったっぽいわね



まさか、監禁…?



いや、さすがにそれは…



でも、もしそうだったら退学よ…?



ここの学校意外とそういうこと厳しいから…



中島さん、無事だといいけど…














キーンコーンカーンコーン



「じゃあ、これで授業を終わる」



「きりーつ、礼」



ガラガラーー



挨拶をした途端、平野くんは教室を急いで出た



中島さん探しに行ったのね



まあ、私も心配で授業中ずっと上の空だったし…



なんて考えていると近くでクスクスと笑う声がした



「今頃、あの女どうしてるかしらね」



あの女って…中島さんのこと…?



「バカよね〜警戒心もなしに体育館倉庫までついてきて。調子に乗っているからいけないのよ」



中島さんがいる所は体育館倉庫か…!



だとしたら、平野くんに早く知らせないと…!



でも、その前に



「ねえ、あんた達さ。なにが楽しいわけ?」

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