放課後
先生の机の上にはメモ用紙が置いてあった。


そこにはメルアドと電話番号が書いてある紙だった。


これを誰かに渡すのだろうか。


そう考えたらまた涙が出てきた。


後ろからドアが開く音がしたから振り返ってみるとそこには先生がいた。


「その紙を君に渡そうと思ってたんだ。」


先生はいつもの笑顔でこちらに向かってきた。


「卒業おめでとう」


先生はそういうとそっと私にキスをした。

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