向日葵
「奈津樹〜…って機嫌わるっ」
沙耶が言った

「だってさ、1年の入学式やのに何で行かなあかんよ?」
「自分、委員入りましたやん(笑)」
「試しにやっただけやのにサ…」
「行くで」
「あ〜だっる」
奈津樹は赤茶色の髪をいじりながら言った

「沙耶もだるいでな」
「帰りたいわ(泣)」

「おっ、鈴木来たか」
担任の今橋が言った
「なんすか?あたしだって、きますけど〜!」
「鈴木のことやから、来んと思ったわ」
「きっしょ!」
「ほら、手伝ってや」
「沙耶、行こー」
「うん。」

奈津樹はほとんど用意することなく、準備は終わった

「席着いとけ〜もうすぐ始まるぞ」
「えっ?参加するんかよ」
奈津樹はびっくりしたように言った
「うん、頑張れ」
「嘘やんっ!」
奈津樹は鞄からポーチを取りだし、化粧をしはじめた

「鈴木!こんなとこで、するな!」
「ほーい…」

ようやく始まった
奈津樹が寝てる間に終わってた

< 1 / 39 >

この作品をシェア

pagetop