約束

態度







「…………な、……由梨奈!!」





「へ…?え、なに?」




ぼーっとしていたのか、奈々の呼びかけで我に返った私。


「え、なに?じゃないよ!どうしたの?朝から変だよ?」




そっか…もう放課後なんだ…。


「あはは…ごめんね。考え事しててさ」




「諒祐くんでしょ?」





「え!?」




いきなり諒祐の名前が出て驚いたけど、そうだ。奈々は私の昔の事を知ってるんだった。




「最初は会えてよかったじゃんとか思ってたけど、諒祐くん全然由梨奈に話しかけないじゃん。どうゆことよ」





そう。諒祐は久しぶりに再会した私に一度も話しかけようとしなかったのだ。




忘れてるのかな?とも思ったけど、諒祐のことだしそれはないと思う。




< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop