BLUE STONE 壱
『…っは……』
そこで私は目をがばっと見開く
……夢?
まるで現実か夢かわからぬほど
私は取り乱していて
どうして……こんな夢
夢で見知らぬあの男が言った事
全て新鮮に覚えていた
夢に出てきた少女は私
綺麗事を並べないで
真正面から汚れてる私が
魅力的だと…
あの男は言っていた
……胡散臭い笑顔を浮かべながら。
夕日が出てきてカラスが
カーカー鳴き始めた頃
ハッとして携帯を開ける
そこには16:30と表示されていて
静かに目を見開く。
朝からずっと寝てたんだ。私
疲れが溜まってるからだろうか
こんだけ寝たはずなのに
まだ体はだるくて……