BLUE STONE 壱
『っ…私はただ一樹の隣にいれたら
それだけで、幸せでっ』
涙を堪えながら必死に強気に行った声さえも震えていて、
だけど一樹の、前では泣きたくなかった
泣いたら負け そんな変なプライドが私を支配する中
一樹は鼻で笑うと
「ほらほらそうゆうとこ」
『…え?』
「そうゆうとこが面倒くさいんだよ」
「何々?一緒にいれたら満足って
今時そんなやついるの?
お前はすぐにヤらしてくれると思ったんだけどなぁ……」
満面の笑みで頭をかきながら、いう彼は
私の知らない彼で
ああ、これが本性なんだな
っと改めて思い知らされた
これは 夢を見てるんでもなくて
現実ーーー…
「ま、無駄な時間ありがとねー」
そういって手を振りながら去っていく彼の背中を睨みつけた