BLUE STONE 壱
「あ、そうゆうことか。
別に一々会うのに理由なんて
いらないでしょ?
ケイちゃん 携帯かして」
にっこり優しく笑ってるショウシは
私に携帯を貸してという。
それって、まるで……
私の考えを読み取ったのか
ショウシが
「また連絡してくるといいよ」
と最後に私に笑って
携帯を返した後で バイクで去ってしまった
私の携帯には サ行のところに
ショウシ 090-xxxx-xxxx
と後一つ 増えてるんだけど誰だろう?
と首を傾げながらサ行の下を見てみると
『……!!!!』
いや、なんで?
そう、そこには
紫苑 烈 090-xxxx-xxxx
と表示されていたからーー……