BLUE STONE 壱
07
キスをしてからそれからという物
しばらくショウシが戻ってこなくて
レツは疲れが溜まっているのか
ソファーに座りなおして寝てるし
軽く01時間は経過したと思う。
『……暇すぎ』
思わず呟いてしまった私は
男用携帯を出す。
今のうちに予定を立てとこうかと思って。
携帯を開いてみれば、
『げ…』
眉間に皺が寄るのがわかる。
だって、ねぇ?
メール 16件
不在着信 07件
はぁぁ
心の中でため息を漏らしてから
内容を見て返事を返していく
《今夜 ◯◯◯ホテル行ける?》
《今日一緒に、遊ばない?》
そんな内容がドッサリ…
返事を返そうと手を動かした時
「……来た」
と寝ていたはずのレツの声で慌てて携帯をカバンの中へ戻す。
レツは一瞬眉を寄せるけど
それは本当に一瞬で、
すぐに無表情に戻る
『あの…来たって?』
寝てたはずなのに…
今まで寝てたんじゃねぇの!?
と一人でオロオロしていると
ドアががちゃりと開いた
そこに立っていたのはショウシで。
『ショウシ!!』
と叫ぶとショウシは目を見開いてから微笑むとレツの方へ視線を向けた。
ん?そういえば、来たってショウシの事だったんだ…
よくわかったよね。
私なんて全然気づかなかった
って当たり前か。
と一人で喋っていると