BLUE STONE 壱




ショウシは私の方のソファーに座ると
「隣ごめんね」だけ言って
レツの、方へと向き直す。


レツもショウシを見ていて
あんまりいい雰囲気じゃなかったので
ここはおとなしくしておこうと
思った時。


「Blue stoneの事だけど、
今夜どうするの?レツ」


とショウシは険しい顔をして言う。
ショウシもいわば不良の分類。
それなり険しい顔をすれば
まぁ迫力はあるわけで。


レツはタバコを吹かしながら


「こいつも連れていく」


とだけ言った。
……コイツ?
誰の事だろうか


と状況を読み込もうとするが
私の小さな脳みそを働かしても
全く理解できないから
取り敢えずほっとく事にした





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