BLUE STONE 壱



だけど、その瞳の奥は泣いてるようにみえて『助けて』ってもがいてるように見えて抱けなかった。


まじかで見ると綺麗な顔をしている華衣。


そして闇に飲み込まれそうな真っ直ぐで真っ直ぐじゃねぇ瞳が凄く気になって仕方なかった


だけどそれを助けてやろう とも思わなかった。
別に人に言えねぇ事の一つや二つ、どーってことねぇ。


それに所詮“赤の他人”
俺からすればどーでもよかった


そんな俺はつくづく全てに対して「無」だなと改めて実感した




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