最悪な初恋


遊園地に着くと、いつもより可愛い服を着た優衣がいた。


『おはよう!待った?』

「今来た所だよ♪」

『良かったぁ。』

「はい、チケット」

『…えっ、…ありがとう。お金…』

「良いよ♪お弁当のお礼!」

『ありがとう。』


突然リュウに渡された遊園地のチケット。

優衣も豊くんからチケットを貰っている。
まるで恋人同士だ。


「よし!まず定番のジェットコースターからだ!」

豊くんが元気良く叫ぶ。

遊園地デートの始まりだ。


リュウの言う通り、このチケットはただのお礼かもしれない。

だけど、つい…あのネックレスを思い出してしまったんだ。






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