最悪な初恋



リュウSide



ビックリした。まさかこんな所で会うなんて思ってなかった。

嬉しいけど、複雑だった。あの事は知られたくない。麻衣子は不思議がっている。いつか話さなければ。

みんなから離れ、麻衣子の所へ戻った。


「ごめん、一人にして。」

『………。』

「麻衣子?」

『あっ、ごめん。ボーッとしてた。』

「いや。もうすぐ豊達戻って来るかな?」

『うん、そろそろ。』

それから麻衣子は豊達が戻るまで、どこか上の空だった。




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