最悪な初恋
幸せと…なにコレ!?
優衣と豊くんが照れ臭そうに歩いて来た。
大成功!!!
優衣にちょっと怒られたけど幸せそうな顔だった。
すごく嬉しい。けど、さっきの事もあって上手く笑えない。
遊園地を後にして駅に向かう。
『カップルになるまで長かったね?』
「「なんで黙ってたの?」」
…二人して怒らないでよ。
『だって私が言ったら意味無いでしょ?良いじゃん♪結果オーライって事で♪』
ずっとリュウは黙っていた。
私も気付かないフリをした。
お互い触れてはいけない気がしてたから。
駅で優衣たちとお別れした。デート気分を味わいたいみたい。
リュウと電車に乗る。
会話ゼロ。
『…なんか元気ない?疲れた?』
「大丈夫…。」
『それなら良いけど。』
それ以上の会話は無かった。
地元の駅に着いて重い空気のままバイバイした。
私は再び復讐を誓い、眠りについた。
この後、何が起きるかなんて予想もせずに。
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