最悪な初恋



すぐに非通知設定着信拒否にした。

今日はバイト。
本当は行きたくない。
だけどマスターに迷惑はかけたくない。


動揺しながらも家からお店まで急いだ。

怖い。

今も誰かに見られてるかもしれない…そう思うと怖くてたまらない。
そんな事を考えながらお店へ急いだ。


お店の横に自転車を止めた


カシャッ



………!?

…今、シャッター音した?周りを見渡したけど、カメラを持ってる人も写メをしてる人もいない。
気のせいか。



!!!

誰かに肩を叩かれた。



怖い。

恐る恐る振り向く。


「おはよ!」

『…リュウ。』

リュウだ。良かった。安心した。

「どうした?暗くね?」

『ううん?何でもない!』



無理矢理に笑顔をつくり、明るく振る舞いながらお店に入った。





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