最悪な初恋


バイト中、ついため息が出ちゃう。

「元気が無いな。」

『マスター、ただの夏バテですよ。』

「それなら良いんだ。配達頼めるかい?」

『…配達。』

配達って事は外に出なければならない。
怖いけど、昼間だし大丈夫だろう。
配達先もお得意さんだし。

『わかりました。』

返事をして商品を受け取った。一応ケータイを持って行こう。

外に出ると予想以上に暑かった。


結局この日は何事もなく終わった。
写真はただのイタズラかもしれないし。

リュウと普通に話せて良かった。
ここまで来て計画を台なしにする訳にはいかない。



リュウに対する恋愛感情は気付かない事にして…。







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