最悪な初恋

内緒な関係、真実

学校ではリュウとは話しをしない。
そんな事をしてまた呼び出されたらって事で、リュウなりに気を使ってくれているのだろう。

でも、目が合うと私にだけわかるように小さく手を振ってくれる。
たったそれだけの事なのに私はとても幸せだった。

メールもしている。学校はまずいので家で。
今日あった事とか、今何してた?とか。
あと…恋愛の話しとか。

リュウにいきなり《好きな人いるの?》と聞かれた時は驚いた。

[いないよ。]

嘘。本当はリュウのことが好き。

初デートからもうすぐ一ヶ月。リュウとメールを通してどんどん好きが加速してった。

《そっか。じゃあ理想の告白は?》

[やっぱり、好きです。かな?リュウは人気あるのに好きな人いないの?]

《いるよ》

撃沈。いるのかよ!…まぁ当たり前か。

[上手くいくと良いね!それじゃあオヤスミ♪]

そうメールし、ベットにもぐり込んだ。

好きな人がいるのになんで私とメールしてるの?期待させないでよ!

リュウのバカ。リュウがわかんないよ…。
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