最悪な初恋

じれったい!


翌日

『優衣♪バイト決まった♪来週の火曜日からなんだ!』

学食で優衣に報告。
講義がない時は大体ここにいる。


「本当に?行動早いなぁ。」

『ピンと来たら即行動!優衣ももっと豊くんにアピールとかすれば良いのに。』

「なんで知ってるの?えっ?なんで?」

『焦りすぎ。気付いてないとでも思った?』

「はい。隠してましたから。」

『全然隠しきれてないから!むしろバレバレ。』

「アイツは?気付いてない?」

『全く。』

「だよね。鈍感だし。」


優衣も十分鈍感だから!
あれでお互い気付いてないって、ある意味奇跡だよ!


「今更アピールって言われても」

『例のお弁当作戦は?』

「今お母さんから料理習ってる」

『頑張ってるじゃん!今度私も簡単なレシピ教えるね♪』

「ありがとう!私頑張るから!」



だからもう両思いなんだって!
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