最悪な初恋


お昼

いつも通り食堂の特等席に♪
私はお弁当。優衣も最近はたまに頑張ってお弁当を作る。
恋のパワーだね!

豊くんと長野リュウがやって来た。

「こいつも一緒に飯良い?麻衣子ちゃんの事相当気に入ったみたいでさ。」

「言うなよバカ!」

「何?下心があるならあっち行け!」

「なんでお前が仕切るんだよ!」

「当たり前でしょ?麻衣子の親友兼保護者なんだから!」

「お前がそんなに過保護だから麻衣子ちゃんに彼氏が出来ないんだろ?」


また始まったよ夫婦漫才。長野リュウは初めて見るのかビックリしてる。


『わかったから!ほらご飯食べるよ?長野くんびびってるし。豊くん、彼氏いないのはほっといて!』

「えっ?本当に彼氏いないの?」

『いないよ?』

あんた達が言ったんじゃん。
《鏡見ろ》って。

「じゃあ噂は本当なんだ?告白してもOKしないって。」

『そんな噂あるの?まぁ事実だけど。』

「可愛いのにもったいない!」

『恥ずかしいから止めて!何も知らない人とは付き合わないの!』


可愛い?整形してるんだから当然じゃん。





< 40 / 194 >

この作品をシェア

pagetop