最悪な初恋


翌日。

日曜は基本的にマスターの知り合いか、常連さんしか来ない。

今日はマスターと二人。

お客さんもいないので二人でカウンターでコーヒーを飲む。


「どうだい?後輩が出来た気分は。」

『別に普通ですよ?彼、物覚えは良いし、力持ちだし。』

「仲良く出来そうかい?」

マスターなりに気を使ってくれてるんだろう。
心配かけちゃいけない!


『はい。一応友達ですから。』

「それなら良いんだ。」


マスターは本当のおじいちゃんみたい。





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