最悪な初恋



お泊りお泊り♪

明日は私も優衣もバイトがお休みなので、優衣の家にお泊り♪

優衣のお母さんの手料理は絶品!お父さんは笑顔が優しい。


「麻衣子って化粧落としても変わらないね?」

『そう?優衣もじゃん!』

夜、お風呂も上がり、優衣の部屋でまったりトーク。

「麻衣子って、リュウくんの事好きなの?」

お茶を吹き出しそうになった。

『いきなり何?しかもなんでリュウ?』

「勘?初対面でアドレス教えてたし。麻衣子ってそんなタイプじゃないと思うから。」

『違うって!前にも言ったでしょ?豊くんの友達に悪い人はいないと思ったから!』

「本当にそれだけ?なら好きな人は?麻衣子の恋の話しって聞いた事ない!」


どうして良いのかわからなかった。
人と恋について話した事はない。

だけど優衣は違う。
本当の親友だと思える人だ。

私は初めて“あの事”を話そうと思った。






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