最悪な初恋


「すみません!」

振り向くと二十代半ばの男の人。

新手のナンパ?


「なんですか?」

「あの、今〔街で見つけたオシャレな子〕って企画を担当してて。二人の写真を撮らせてもらえないかな?バイト代も出すから!」

そう言って名刺を差し出された。
結構有名な出版社じゃん。

『どうする?』

「怪しいキャッチとかじゃないから安心して!」

「ちなみになんて雑誌ですか?」

男の人が取り出したのはよく二人で読んでる雑誌。
マジですか?


『「やります!」』





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