この道の先に…
言い出したらキリがないけど…。いろんなことが重なって、梨紗は行く予定じゃなかった場所に行くことになった。
この時、あそこに行かなければ、幸輝にあんな思いをさせることもなかったのにね…。
梨紗の方が先に着いた。
『××のとこにいるね』
メールを入れて幸輝が来るのを待つ。
梅雨の時期特有のジトジトした空気が肌にまとわり付いて、不快感がした。
「すいません…ここに行きたいんですけど…」
梨紗よりも少し年上くらいの若い男に声をかけられた。
その男は道を聞いてきたのに、地図やメモなどの目的地を印すものを、一切持っていなかった。
不思議に思って顔を見上げると、男はニヤニヤ笑っている。
何この人。
気味が悪い……
この時、あそこに行かなければ、幸輝にあんな思いをさせることもなかったのにね…。
梨紗の方が先に着いた。
『××のとこにいるね』
メールを入れて幸輝が来るのを待つ。
梅雨の時期特有のジトジトした空気が肌にまとわり付いて、不快感がした。
「すいません…ここに行きたいんですけど…」
梨紗よりも少し年上くらいの若い男に声をかけられた。
その男は道を聞いてきたのに、地図やメモなどの目的地を印すものを、一切持っていなかった。
不思議に思って顔を見上げると、男はニヤニヤ笑っている。
何この人。
気味が悪い……