この道の先に…
1年生が青、2年生が緑、3年生が赤。
学年ごとに色でわけられている。
今、校庭にいる生徒は緑色のジャージだから、すぐに2年生だとわかる。
その時、梨紗の目に体育館で見ていた姿が映った。
「あーっ!!!」
思わず梨紗は叫んだ。
隣でその声に驚いた愛子は、梨紗の視線の先を見る。
「2年生なんだぁ……」
学年がわかっただけで嬉しかった。
次の休み時間、絵里が梨紗の所に走って来た。
10分の短い休み時間に、絵里が1組まで来るのは珍しい。
「今!教室移動から戻ってくる時に、あの先輩がいたの!体育の帰りみたいだったけど。一緒にいた友達から『こうき』って呼ばれてたよ!字はわからないけど…」
突然の絵里からの情報に、梨紗はただ驚いていた。
「さっき2年生ってわかったばっかりなのに、いきなりスゴイじゃ〜ん!」
愛子がそう言った。
学年ごとに色でわけられている。
今、校庭にいる生徒は緑色のジャージだから、すぐに2年生だとわかる。
その時、梨紗の目に体育館で見ていた姿が映った。
「あーっ!!!」
思わず梨紗は叫んだ。
隣でその声に驚いた愛子は、梨紗の視線の先を見る。
「2年生なんだぁ……」
学年がわかっただけで嬉しかった。
次の休み時間、絵里が梨紗の所に走って来た。
10分の短い休み時間に、絵里が1組まで来るのは珍しい。
「今!教室移動から戻ってくる時に、あの先輩がいたの!体育の帰りみたいだったけど。一緒にいた友達から『こうき』って呼ばれてたよ!字はわからないけど…」
突然の絵里からの情報に、梨紗はただ驚いていた。
「さっき2年生ってわかったばっかりなのに、いきなりスゴイじゃ〜ん!」
愛子がそう言った。